この本面白いかもしれない〜りんごかもしれない
今日も新しく本を買いました。
絵本です。
- 作者: ヨシタケシンスケ
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: ハードカバー
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MOE絵本屋さん大賞
産経児童出版文化賞 美術賞
リブロ絵本大賞
などなどの賞をもらっているようで、
どんなもんだろう、と思って手にとって見てみると、
面白い!
" ひとつのモノをあらゆる角度から見る "
このことがたいへんおもしろおかしく描かれていました。
作者さんは賢いなぁ…と思いましたね。
本屋さんでひとりニヤついてしまいました。そして購入を即決。自分の本棚に入れたくなりました。
主人公の男の子が見つけた「りんご」。
それを見て、男の子は【本当に、これはりんごなのか?】と疑うところから話が始まります。
ーりんごに見えるけれど、じつは違う物体じゃないのか…?
ーりんごは、実はただの食べ物じゃないんじゃないのか…?
ーりんごは、僕の知らない世界やものごとを知っているのかもしれない…?
などなどを描いています。
現実世界に置き換えるなら、" 目の前にいる人 "こそが、この絵本で言うりんごなのだと思います。
この絵本から私が感じたことは、
目の前に居る人を、自分の価値観や見方だけで判断しないようにいつも気をつけていたいね、というメッセージが投げかけられているような気がします。
ときどき、近くに居る人、目の前で喋ってる人が平面的に見えたり感じたりすることがありますが、
よ〜くみたら、よくよく考えたら、皆立体的なんですよね。
物理的にも、思考も経験の深さも。
時々、ハッと思います。
立体的であることを忘れる、あの感覚は何なのでしょう…。。
皆、自分と同じく生身の人間である、ということを忘れてしまわないよう、きちんと見つめていたいものです。
なかなか面白い絵本に出会えて満足です(^-^)