りさねこブログ

1988年生まれ。アラサー。 本を読んだり、人と語るのが好き。感じた事を吐露する場所。

すい臓がんと戦った父と別れて4年。振り返って思う事。

最近、昔の私の記事を読み返しています。

 

このりさねこブログで一番アクセスが多いのは、

すい臓ガンの父が、危篤状態からの回復。感じた事。 - りさねこブログ

これなんですが、

おそらく皆さんネットで

「すい臓がん」「父」「危篤」とかで

検索されて、たまたまこのブログを見つけて下さるんだと思います。

 

しかも、毎日必ずブログへのアクセスがある。

やはり上記のワードで検索されてる方が多いということなのでしょうか…

しかも、こんな末端の末端のブログにたどり着いて下さる…。

有難いことです。

ありがとうございます。

皆さまの、それぞれ想われている方々が、

どうかどうか回復しますように。

 

そして看病している側の方達も、

どうか身体を大事にして下さい。

看病している側の人間も、本当に辛いんですよね…

お互いが辛いんですよね。

間違いなくこちら側も辛いんです。

 

頑張っている、私は頑張っているとちゃんと認めてあげて下さいね。

 

相手を大事にするだけでは足りません。

 

(言い方は悪いですが)分かりやすく苦しんでいる人を目の前にすると、

勇気が要ることではありますが、

自分を疎かにしてしまいがちです。

 

でも、自分を大事にすることが、

相手を大事にする事に繋がります。

必ず。

 

自己犠牲をしても、今は良くても、

後々必ず自分が辛くなります。

看病につきっきりでベッドでゆっくり寝れてない、

ご飯もまともに食べれていない、

それを「嘆く」時は自己犠牲です。

 

自己犠牲じゃなく、

自分を大切にした上で、

納得したうえで

上の事をやっている時は、

本当に「無」なんです。

何も求めていない。

 

 

でも、そんな事をなかなか平常心では出来ません。

そういう時は、だいたいもうどこか

感覚が壊れてかけているんですよね。

 

 

看病する側は、無理をしがちです。

でも、自分まで疲れていないか、

正常な判断を下せる感覚まで手放さないよう、

どうか気を付けてください。

 

いつ「落ちる」か分からない、ギリギリの所で生きてるんです。

看病する側も。

 

だから、

どうかどうか、自分をたいせつにしてください。

 

そしてもし、良かったら、

その時の気持ちを書きとめてみて下さい。

のちに読み返したら、必ず自分の糧になります。

世界中探しても同じものはない、

自分だけの大切な読み物になります。

 

過去の自分と、病気を戦っていた大切な人が、

いつでも今の自分を励ましてくれます。

 

 

ぜひ、やってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

すばらしい日々 (幻冬舎文庫)

すばらしい日々 (幻冬舎文庫)

 

 

最近読んだ本の中で、一番のお気に入り。

日常で起こるなんて事ない出来事のなかから大切だろうということを切り取るのがとても上手で、

何度も何度も共感して泣いてしまいました。

 

1タイトル2ページぐらいで終わる話が数十個掲載されてあるんですが、

全てなんてことないタイトルなんです。物の名前とか。

 

でも、そのタイトルか、と油断していると、

終わりに「ハッ」とさせられること話が

多々あったので、

文字通り「ドキドキ」して読み進めていました。

 

終わる頃にはほっこりしたものが胸に残ります。

 

あの人たち、お気に入りのものと居られる毎日を

大切にしよう、っという

ありきたりですが、忘れてしまう事を

もう一度思い出させてくれました。

 

 

今、この本に出会えて良かったです。