結婚式を前にして。
おとといの夕方、参加する予定の女の子からメールが来た。
「大事なはなしがあります…」
という始まりだったから、
『ああ、来れなくなったのかな』という想像はできた。
予想は当たってました。
でも、理由は思ってたものではなかった。
まずそのメールでは、
今自分は うつ病なのだと教えてくれました。
食べるのも、しんどいとのこと。
併せて、母親が骨折してしまって、その看病をしないといけないと。
それだけを読んで、私は、
「気分転換においでよ、うるさいぐらいに明るい仲間もいるから、顔出しにおいでよ、遠いけどさ、お祝儀なんていいからさ」って、言いました。
母親の看病は、1日だけ他の家族に任せて、おいでって。
でも、その子はそんなことが出来る状況じゃなかった。
仕事と人間関係のストレスで、
みんなに出来ることが自分だけ出来ないわけない、
やっていける人もいるんだから、私もやっていかなきゃ、
って、頑張り過ぎた挙句、
ご飯も喉をとおらずに、1ヶ月で5kg近く痩せてしまって
体力もなくなり、座ることすらしんどく、話すのもつらい。
式には本当に行きたいけど、
そんな体力だから、長距離移動は無理だ、、と。
彼女に言わせてしまった。
私はひどいことをしてしまいました。
私がおいでよ、って言ってしまったばかりに、彼女自身の辛い状況を述べさせてしまった。
仲間内で集まるときは、だいたい参加するノリの良い子で、誰に対しても親身になって悩みを聞いてて、アドバイスも一緒に考えてくれた。
一緒に居て、私は楽しかった。
でも、そんな子が一番溜め込みやすかったりするのかな。
私もそっち寄りの人間だ。
だから、気持ちはわかる。
頑張るときは、ひとりで頑張らないとと思う。出来る所までは、自分で。これぐらい、ここまでは出来ないと助けを求める資格はない、と、助けてという言葉を飲み込む。
だけど結局、限界を越えるまで助けを求められない。
誰かの期待の中で生きるのは辛い。
誰かの目の中で生きると、自分の判断が無くなる。
そんなことは、他人の身に起きてるときには冷静に見れるのに、自分の身に起きてるときにはなぜ正しく理解出来ないんだろう。
結婚式を、一番楽しみにしてくれていたのに。
父の話をした時も、父のぶんまで私達がお祝いするからね、って言ってくれたのに。
今、とても悲しいです。
彼女が、早く元気になりますように。