これからの残りの人生は
私も分かってあげられないように
気づいてあげられないように
他人も私の悲しみを
分かってくれるものではない。
悲しい顔をしていても、気づいてくれるものではない。
私の悲しみは 私が癒すしかない
何を使い 何に出会い 何に触れ 何を話し 誰といれば 自分を癒せるか
それらを見つけ 時をすごし 思い出にし でいくのが、これからの私の人生。
お坊さんが説いた
「病気になったことを無駄にしない生き方をする」とは…
「父の人生を あの生き様を 見せてくれたことを無駄にしない生き方」とは、
そういうことなのだと思う。
- 作者: 谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/01/16
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (14件) を見る